空っぽ2020 ~全部コロナのせい~
2020年
「TOKYO」
でおなじみジャック・ロゲさん。名前はおなじみじゃない。
当たり前だけど、ただのトウキョーおじさんではない。
ベルギーの貴族で、整形外科医で、ヨットのオリンピック選手で、国際オリンピック委員会名誉会長(2001年~2013年)
っていう、文武両道もいいとこ。
トウキョーおじさんなんてもう呼べない、ジャック・ロゲ伯爵。
会長としてはドーピング撲滅を目指した熱心な取り組みが評価されている。
ロゲさんが白い紙をひっくり返したときにみんなが大騒ぎするのを見て、「ああ、すごいことが起こったんだな」って思った。
オリンピックが東京で開催されることのすごさは、あの大騒ぎでしか実感できない。あれがあってやっとオリンピックに興味が持てた。それくらいの気持ちしかなかった。
だからもちろん、日本で開催されなくてもがっかりしてない。
テレビで見ればいいやん。
周りが盛り上がるほど落ち着こうとする性格なので、オリンピックに対してはこんなんだったけど、2020年はどんな大人になってるんだろうなみたいな、そんな話でよく友達と盛り上がった。受験期の現実逃避で余計楽しかった。
若干前振りが長くなった気がする。ここまではなんだかんだ2020年に淡い希望を持っていたという話。
だって2020って、自分が20歳になる年だし。どうあがいてもいろんなことが大きく変わるんだろうなって思っていた。高校生の自分は、大学生になった自分、大人になった自分を想像して、ちゃんとわくわくしていた。
そしたらどうだよ。2020年はとりあえず疲れた。心が。
せっかく焼肉食べに行ってもパーテーションで狭苦しいし、バイトで椅子やらメニューやらを消毒する仕事増えるし、旅行行けんし。
良かったことはzoomの授業のおかげで家にずっとおれたことくらい。
ああ暗くなっちゃう。2020年は何も考えられんかった。
2021年は自分のために生きよう。
おやすみなさい。お疲れ様。
あ、2020年の「今年の漢字」は「疲」でよろしくお願いします。